皆さんこんにちは。
ゲン歯科クリニックです。
歯科治療というのは、専門用語が多くて、それぞれ何を意味しているのかわかりにくいところが多いですよね。
例えば虫歯をカリエスと読んだり、入れ歯をデンチャーと読んだりするなど、そこにはどんな違いがあるのか混乱してしまうものです。
そんな中、入れ歯とブリッジについても、その違いがあまりよくわかっていない方もいらっしゃいます。
そこで今回は入れ歯とブリッジの違いと共通している点についてわかりやすく解説します。
入れ歯とブリッジに共通する点は、どちらも歯を失った際に適応される「欠損補綴(けっそんほてつ)」という点です。
虫歯や歯周病が重症化して、歯が抜けたり、抜かざるを得なくなったりした際に行います。
ですから、まだ歯冠や歯根が残っている状態では、入れ歯やブリッジを適応することはありません。
入れ歯は、歯を1本失った症例から28本失った症例まで、すべてにおいて適応することが可能です。
ただ、1~2本の欠損であればブリッジによる治療が優先されるのが一般的です。
ブリッジは入れ歯と比較すると、見た目や噛み心地など、いろいろな点において優っているといえます。
なぜなら、ブリッジは歯根がしっかりとした天然の歯に被せる補綴物であるからです。
ブリッジ全体が歯列の中に固定されるため、天然歯に比較的近い噛み心地を手に入れることができます。
ただ、失った歯の本数が増えてくると、その安定性も崩れてくることから、入れ歯の方が適した治療法となってきます。
ですから、入れ歯とブリッジにはそれぞれ異なるメリットとデメリットがあり、その機能を最大限発揮できるケースも大きく異なるといえるのです。
このように、入れ歯とブリッジでは、適応できるケースや治療方法そのものに違いが見られます。
どちらが適しているかは患者さまのお口の状態によっても変わってくることから、事前の精密検査が重要となってきます。